2007年9月18日(火)より、株価指数先物およびオプションに、夕場取引(イブニング・セッション)が導入された。

  • 取引時間は 16:30~19:00 (注文受付は16:15から)。
  • 夕場取引の取引日は、当日扱いではなく、翌営業日扱いとなる。例えば、9/18夕場の取引であれば、9/19扱いとなる。これは、そもそも先物・オプション市場が現物株式に対応したものであり、現物株式は後場で一日の取引を終了するため、取引日の区切りは後場終了時点に置かざるを得ないことによる。
  • 後場終了の時点で従来通り清算処理が行われ、営業日が変わって夕場取引に入ることになるので、取引日ベースでの一日の流れは、
前営業日の夕場 → 当日の前場 → 当日の後場 → 清算
となる。
  • 値洗いは、夕場取引後に当日の日中取引の清算値で再度行われる。ただし夕場取引後の値洗いによって発生した証拠金不足は翌日分となるため、翌営業日の値動きによって証拠金不足が解消する場合もある。
  • 各限月の最終の取引は、SQ日の前営業日の日中取引となる。ただし、新たな限月の取引開始は、(SQ日前日の夕場からではなく)新規設定となるSQ日の日中取引からとなる。

満期日には、満期となった日経225先物(および日経225オプション)は、「特別清算指数 」(Special Quotation、略してSQ)という値によって決済されるので、この満期日のことを「SQ日」と呼ぶことが多い(満期日自体を指して「SQ」と呼ぶことも多い)。或る限月の先物が市場で取引されるのは、その限月のSQ日の前日までで、それまでに反対売買して清算されなかった玉は、SQ日に自動的に決済される。

SQ値は、日経平均株価構成銘柄のSQ日の寄付値(よりつきね)を元に算出される。取引開始後にすぐに寄らない銘柄は、寄った時点での株価を元に計算する。従って、そのような場合はSQ値は日経平均株価の始値とは異なってくる。

なお、オプションでは限月は1ヶ月刻みになっているので、毎月の第2金曜日がSQである。そのため、先物とオプションが同時にSQとなる3・6・9・12月のSQを、特にメジャーSQと呼ぶことがある。

成立した注文で、未決済のままで保持しているものを「建玉」(たてぎょく)、あるいは「玉」(ぎょく)という。

買い建玉(買い玉)をロング(L)、売り建玉(売り玉)をショート(S)と呼ぶことが多い。また、買い建玉を保持することをロング・ポジションを取る、売り建て玉を保持することをショート・ポジションを取る、などという。